国道を仁木・ニセコ、或いは積丹方面に向かい左に曲がれば必ず果樹園に突き当たる余市。そのような地域性にあって些か山奥とまでは言えないまでも、山深く分け入るとそこには穏やかに広がる緩やかな丘があります。太陽の光を燦々と浴びながら山に囲まれ小高い丘からは海が見え、その両方から恵みの風が吹く、そこがモンガク谷ワイナリーです。
数多輸入ワインの紹介ページにもワイン造りの理想、哲学、ポリシーそういった言葉が幅をきかせる昨今、本当に大切なのは正しき人の心から湧き上がるであろう素性に根ざした自然への畏敬の念、自然からの恵みたるブドウでワインを造っているという謙虚さ、そして情熱かと思います。モンガク谷ワイナリーの木原ご夫婦が造るワインは、それらすべてを内包しております。
自然と人の間にあるべき共生への尊ばれるべき姿から生まれたこれらのワイン、テロワールを鮮やかに描きだしながら、滋味に富む様々な要素が良く調和した素直な美味しさがあります。