豊丘西尾ヴィンヤード（余市町）CATEGORY
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豊や富という文字がつく地名は、概して世俗の中で資産を得た人々が住む地域が多い。周知の通りである。だが、ここは違う。昔は幾ばくかの畑があり土地の広さから見れば、農家の所有面積は、極少なかった。その遙か昔より豊丘と名付けられていたのだから、ここが日照に恵まれ、優良な土に恵まれ、様々な農耕に向く条件の揃った土地だったのだと思う。今やこの地を、おそらくはこの地で農業を始めた先人がこの地を守り、現在は人気ワイナリー、実力派ワイナリーがひしめき合っているのがその証左だと思える。
そんな、優良な地でワイナリーを始めたのが西尾 氏である！寡黙で控えめ、しかし緻密に計算され育てられたブドウを醸造するに十分な強かさがある。氏のワインを初めて飲んだ時、そう感じた。赤は先を見据えた味わい。ロゼは、リリース年から程なく、飲んでかなり美味い！どちらも、今と先を見据えたヴィニュロンにとって、大切なことだと思う。特にツヴァイゲルトレーベは、手強いが懐が広い！相応に育てれば、最初は硬く、時に青いが熟成後は、大きく変わり、なんとも滑らかで凝縮感のあるワインが出来る。氏の造るワインが、まさにそれである！
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8,360円（税込み）
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