自然派ワインとは?

自然派ワインという厳格な定義は見当たりませんが、ワインのテロワールを生かすために亜硫酸塩等(SO2)の添加物を収穫時、器具の洗浄、醸造時にも一切使わず(出来るだけ少なく)に醸造し、またブドウ栽培においてもビオディナミ、ビオロジック、リュット・レゾネといった農薬、化学肥料、除草剤などの使用を極力抑えたか、まったく使わない有機無農薬or有機栽培のブドウからつくられた、自然に逆らわない農法、醸造によりつくられたまさに自然なワインです!現在ではルドルフ・シュタイナーが提唱したヴィオディナミにより栽培されたブドウを使い、SO2等完全無添加で醸造といった厳格なものでなくとも、自然と対話し、時に対峙しながらブドウを育て、大量生産向きの工業的につくられたワインではなく、なるべく添加物を排除し、その地のテロワール(自生酵母も含む)を生かすよう丁寧につくられたワインも自然派ワインと呼ばれております。

‘自然にやさしく、心と体にやさしいワイン!’という所でしょうか!

当店で扱うワインにおきましてはヴィオディナミ農法によるブドウからつくられたワインを中心に、SO2無添加若しくは必要最小限のみ使用したワインをお取り扱いたしておりますが、自然に逆らわないでつくられた美味しいワインならば、どれもブランドにこだわらずお取り揃えしたいと存じております。
因みに、除草剤を使うと、雑草がはえず、地中の虫や有用な菌まで死んでしまう為、土が硬くなり、根が伸びず、地中深くの各層からの栄養、ミネラルが吸収できない。また、栄養が吸収できないため化学肥料を撒くことになる。加えて、自生酵母も死んでしまう為、結果、培養酵母を必要とし、この酵母のみを生かすよう、醸造中(器具洗浄も含む)それ以外の雑菌を排除するため多量の亜硫酸塩等を必要とする。(洗浄時に使われる量は、醸造時とは比べ物にならないほどの場合も!)醸造中の亜硫酸添加はワインのテロワール表現を妨げると、どの生産者も異口同音に口にします。こうして、手間暇かけてつくられたワインは、体にしみいるようにすいすいと飲める、とても滋味深い素晴らしいワインとなります!(この項目で取り上げた以外のホームページ上のワインにも自然派、農薬を使用していないワインがたくさんあります。また、あえて発表はしていなくても、ボルドーの格付けワイン、ブルゴ-ニュの優良ドメーヌの中には、極力農薬を使わず栽培、亜硫酸添加量最小限で醸造といったところも多いです。尚、自然派ワインに時おり指摘されるビオ臭(きつい場合)のあるワインは原則当店では扱いませんが、美味しいワインなのだが、そういった香が若干あるという場合、或は自然派ワインでなくとも発生する還元臭など少し時間を置くことで自然に消えてしまう香がある場合については、極力商品解説欄にて説明させていただきます!また、抜栓前から酸化劣化しているようなワイン、あきらかなアルデヒド臭やつよい揮発酸など、正常につくられたとは思えない状態のワインのお取り扱いはいたしておりません。)
※ 自然派ワインは早くから飲めるものが多く、また熟成もします。しかしながら、酸化防止の為のSO2等が無添加、若しくは極わずかにしか添加されておりません。従いまして、保管温度につきましては通常セラーの標準的な温度では少し高い場合も御座います。個々のワインにもよりますので、何度が良いとはいえませんが十分にご注意下さい。ブルゴーニュの温度帯のもの、特に注意を要する温度帯での保存の必要なものと御座います。

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